熱処理などで金属に対し付加価値を付ける点、HIPやHPでの金属の拡散接合が大学での研究内容と似ており、興味を持ちました。
また、実際に仕事をするうえでは、職場環境も大切だと考えていました。
金属技研の工場見学の際に、働きやすそうな環境だと感じたことも決め手になりました。
姫路工場 品質保証課 検査係 M. Y
2019年度入社
学生時代の専攻:材料化学
※インタビューは2022年2月時点の内容です。
三次元座標測定機を用いた機械加工品の寸法の検査や形状の評価などを行っています。
機械加工を行った製品が図面通りにできているかを、納期があるため優先順位をつけながら、検査作業を組み立てていくことが大切です。
検査を終えたあとには、お客様に提出する成績書も作成します。
自社の製品の品質を保証する最後の工程であり、お客様の信頼につながる重要な仕事だと考えています。
熱処理などで金属に対し付加価値を付ける点、HIPやHPでの金属の拡散接合が大学での研究内容と似ており、興味を持ちました。
また、実際に仕事をするうえでは、職場環境も大切だと考えていました。
金属技研の工場見学の際に、働きやすそうな環境だと感じたことも決め手になりました。
入社後、約1カ月の間にさまざまな部署で熱処理、HIP、機械加工などについて学びました。それから技術係に配属され、1年半程、各工程の流れや計画の立て方を学び、仕事の流れを理解しました。その後は、品質保証課の配属となり、現在の仕事を担当しています。
大学時代には、金属と金属以外の物体を拡散接合で接合する研究をしていたため、金属に対して付加価値をつけるという点で現在の仕事に共通しています。
常に製品を受け取る側の立場に立って仕事をすることを大切にしています。また、ただ単に製品の評価を行うのではなく、前工程の内容を踏まえて行うことを心掛けています。
例えば、測定を行い、形状が少しおかしいという結果が出た場合、前工程でどのような加工を行っていたかが関わってきます。どのような工具や工法を使っていたのか把握していなければ正しく評価できないため、加工の知識を身に付けておくことも大切です。
検査結果に異常がある場合、様々な要因が考えられるため、検査を通して原因を突き止められるように知識や経験を蓄積しています。
検査で思うような結果が得られなかった時が大変です。
その場合、まずは自分の測定が間違っていないかを確認します。スタイラス(測定器の先端部)の種類を変えたり、測定ポイントを変えたり、さまざまな面からアプローチを行い、何が悪いのかを探さなければなりません。さまざまな検査をしても図面と異なる結果が出た場合には、誰もが納得できるデータを揃えて、前工程の部門などと話し合うようにしています。
自分で仕事の順番を組み立てられるところがよいと思います。
現在、品質保証課は6名ほどのチームで、基本的には一人ひとりが担当の業務を持って仕事をしています。人数の少ない部署なこともあり、上司や先輩と相談しやすく、話し合いながら仕事を進めることができるのが助かっています。
品質保証課で経験を積むことは、製品にとって何が大切かを学べるよい機会であり、それは将来、他の部署にいくことになっても役立つ知識だと思います。
そのため、今後は検査結果を工程改善に繋げて生産性の向上に貢献するために知識を高めていきたいと思います。また、現在の担当業務に加えて他の検査業務について学び、視野を広げていきたいです。
1日の流れ
出社・スケジュールの確認
朝礼を行い、その日のスケジュールや係内での1日の作業の流れを共有します。
前日に測定したデータなども確認します。
成績書作成
三次元測定機で検査したデータをまとめ、お客様に提出する成績書を作成します。
社内打合せ
新規の案件に対して、どのように評価するかなどを他の係の人と打ち合わせします。
検査業務
納期に間に合うよう、自分のなかで優先順位を考えながら作業を進めます。
昼休憩
昼食を取り、午後の仕事に備えます。
新規案件の対応
新規の案件の場合、どの評価方法が最適かなどアプローチの方法を検討します。
退社
明日の業務の準備をして、退社します。
オフタイム
休日には、会社の先輩や同僚と一緒に出かけることもあります。
スノーボード、釣り、バイクツーリングなどいろいろな趣味の人がいて楽しいです︕
就職活動中の皆さんへのメッセージ
どんなことも興味をもつことが一番大事だと考えています。興味があれば、知識が頭に入りますし、より大きく成長できると思います。今までまったく違う分野の勉強をしていた人も、入社してから勉強しても間に合います︕ぜひ、いろいろなことに興味を持って挑戦してみてください。
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